あん摩マッサージ指圧師の転職先を比較|訪問・治療院・企業

マッサージ院の掲示板の前で手首をさすりながら、あん摩マッサージ指圧師としての転職先を考える女性のイラスト
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「このまま今の治療院で働き続けていいのだろうか」。施術の合間にふとそう思っても、ほかにどんな職場があるのかわからず、動けずにいる方も多いのではないでしょうか。

あん摩マッサージ指圧師の転職先は、治療院だけでなく、訪問マッサージ、企業のヘルスキーパー、介護施設などに広がっています。それぞれ働き方や求められる力が違うため、比べてから選ぶことが大切です。

あん摩マッサージ指圧師とは、あん摩・マッサージ・指圧を業として行うことができる国家資格をもつ施術者のことです。この記事では、主な転職先の特徴と、自分に合う職場の選び方を解説します。

「自分にどの転職先が合うか知りたい」という方は、治療家コネクトのLINE無料相談で話を聞くこともできます。

目次

あん摩マッサージ指圧師の働き方と転職市場の今

あん摩マッサージ指圧師の数はほぼ横ばいで、あん摩・マッサージ・指圧だけを行う施術所は減っています。そのため、治療院以外の職場にも目を向けると、選択肢が広がります。

厚生労働省の「衛生行政報告例」(2024年末)によると、就業しているあん摩マッサージ指圧師は119,703人で、2年前より0.7%の増加でした。一方、あん摩・マッサージ・指圧を行う施術所は17,531か所で、2.7%減っています。

同じ調査で、あん摩・マッサージ・指圧に加えて、はり・きゅうも行う施術所は38,595か所と、0.6%増えました。鍼灸の資格もあわせて持っていると、働ける場所が広がりやすいことがうかがえます。

転職を考えるきっかけ

  • 治療院の売上ノルマや、自費メニューの営業がつらい
  • 1日に何人も施術して、指や手首、腰に負担がかかっている
  • 夜遅くまでの勤務で、生活リズムが整わない
  • 資格を活かして、もっと医療や介護に近い仕事がしたい

閉院後、親指の付け根にテーピングを巻きながら、「この手であと何年施術できるだろう」と考える。転職を考えるきっかけは、体の悩みであることも少なくありません。

あん摩マッサージ指圧師の仕事がきついと言われる理由は、あん摩マッサージ指圧師はやめとけと言われる理由と後悔しない働き方で詳しく紹介しています。

あん摩マッサージ指圧師の主な転職先を比較

あん摩マッサージ指圧師の主な転職先は、治療院、訪問マッサージ、企業のヘルスキーパー、介護施設の4つです。収入の安定、体への負担、働く時間のどれを重視するかで、向いている職場が変わります。

転職先ごとの特徴

転職先 主な仕事 特徴
治療院・マッサージ院 来院した患者さんへの施術 技術を磨きやすいが、夜や土日の勤務が多い
訪問マッサージ 自宅や施設を訪問しての施術 日中中心の勤務。移動が多く、運転が必要なことも
企業のヘルスキーパー 社員の疲労回復や健康づくりのための施術 土日休み・定時勤務が多い。求人の数は限られる
介護施設(機能訓練指導員) 利用者の機能訓練の計画と実施 日曜休みが多く、生活リズムが整いやすい

訪問マッサージは2024年に料金の仕組みが変わった

訪問マッサージは、筋麻痺や関節拘縮などで医療上マッサージが必要な患者さんに、医師の同意のもとで健康保険を使って施術する働き方です。

厚生労働省が示した2024年度の療養費の料金改定では、通所の患者さんへのマッサージが1局所350円から450円に引き上げられました。また、2024年10月から、訪問して施術する場合の「訪問施術料」が設けられ、同じ日に同じ建物で施術した患者さんが1人なら、1局所で2,750円となりました。

訪問マッサージでは、施術だけでなく、患者さんの体調の変化に気づき、家族やケアマネジャーに伝える役割も求められます。高齢の患者さんとゆっくり向き合いたい人にとっては、やりがいの大きい働き方です。

企業のヘルスキーパーと障害者雇用

ヘルスキーパーとは、企業に雇われ、社員に施術を行うあん摩マッサージ指圧師のことです。視覚障害のある方の働き方として、障害者雇用の枠で募集されることが多い職種です。

障害者雇用促進法による民間企業の法定雇用率は、2026年7月から2.7%に引き上げられました。企業の障害者雇用への関心が高まるなかで、ヘルスキーパーの導入を検討する企業もあります。

ヘルスキーパーは、肩こりや腰痛などに悩む社員の体を整えることで、働く人の健康を支える仕事です。社内の健康イベントで体操を指導するなど、施術以外の役割を任されることもあります。

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自分に合う転職先を選ぶためのポイント

自分に合う転職先を選ぶには、まず「何を変えたいのか」を言葉にし、その条件を満たす職場を比べることが大切です。給与だけでなく、体への負担や働く時間まで含めて考えましょう。

転職先を選ぶ手順

  1. 今の職場で「変えたいこと」と「続けたいこと」を書き出す
  2. 重視する条件(収入・休日・体の負担・やりがい)に優先順位をつける
  3. 転職先の候補ごとに、条件をどれだけ満たすか比べる
  4. 見学や面接で、施術件数や1日の流れを具体的に確認する
  5. 労働条件通知書で、給与・休日・社会保険を確認してから決める

見学では、スタッフの手の使い方や施術の合間の休憩の取り方にも注目してみてください。施術件数が多い職場でも、休憩をしっかり取れる体制があれば、体への負担は抑えられます。

体の負担を減らしたい人は働き方を変える

指や手首、腰への負担に悩んでいる場合は、1日の施術件数が少ない職場や、施術以外の仕事も含まれる職場を選ぶのも一つの方法です。たとえば、デイサービスの機能訓練指導員は、あん摩マッサージ指圧師も就ける職種で、施術よりも運動の指導や計画づくりが中心になります。

機能訓練指導員の働き方は、柔道整復師の機能訓練指導員への転職|整骨院との違いでも紹介しています(柔道整復師向けの記事ですが、仕事の中身は共通する部分が多くあります)。

どの職場を選ぶにしても、資格を活かして長く働ける環境かどうかが大切です。一人で求人を比べるのが難しいときは、業界に詳しい人に相談しながら進めると、自分では気づかなかった選択肢が見つかることもあります。

よくある質問(FAQ)

あん摩マッサージ指圧師は、どの転職先がいちばん稼げますか?

一概には言えませんが、訪問マッサージで件数に応じた歩合がある職場や、自費施術の単価が高い治療院では、収入を伸ばしやすい傾向があります。ただし収入が増えるほど件数も増えやすいので、体への負担も合わせて考えましょう。

訪問マッサージは未経験でも転職できますか?

できます。多くの事業所で先輩との同行研修があり、未経験から始める人も少なくありません。ただし、車で回る事業所では運転免許が必要なことが多く、同意書の管理などの事務作業もあるため、仕事内容を面接で確認しましょう。

ヘルスキーパーの求人はどうやって探せばいいですか?

障害者雇用の求人サイトや、ハローワーク、視覚障害者の就労を支援する団体などで探すのが一般的です。求人の数は多くないため、こまめに情報を確認し、募集が出たときにすぐ動けるよう準備しておきましょう。

あん摩マッサージ指圧師の資格だけで、介護施設で働けますか?

働けます。あん摩マッサージ指圧師は、デイサービスなどの機能訓練指導員として働ける資格の一つです。施術よりも、利用者の体の機能を保つための訓練の計画や実施が中心になる点を理解しておきましょう。

あん摩マッサージ指圧師が鍼灸の資格も取ったほうがいいですか?

必須ではありませんが、取っておくと働ける場所が広がります。厚生労働省の統計でも、あん摩・マッサージ・指圧とはり・きゅうの両方を行う施術所は増えています。将来の働き方を考えて、検討してみるとよいでしょう。

まとめ

あん摩マッサージ指圧師の転職先は、治療院だけでなく、訪問マッサージ、企業のヘルスキーパー、介護施設などに広がっています。それぞれの特徴を比べたうえで、自分に合う職場を選ぶことが大切です。

  • あん摩マッサージ指圧師は119,703人で横ばい、あん摩などの施術所は減少
  • 訪問マッサージは2024年10月に訪問施術料ができ、料金の仕組みが変わった
  • ヘルスキーパーは土日休みが多いが、求人は限られる
  • 介護施設の機能訓練指導員は、体の負担を減らしたい人の選択肢になる

「変えたいこと」をはっきりさせることが、後悔しない転職先選びの第一歩です。

治療家コネクトでは、退職や転職のご相談を無料で承っています。どの転職先が自分に合うか迷っている方も、まずはお気軽にご相談ください。

まずは相談だけでも大丈夫です。話してみることで、気持ちや考えが整理できることもあります。

マッサージ院の掲示板の前で手首をさすりながら、あん摩マッサージ指圧師としての転職先を考える女性のイラスト

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