「求人サイトだけでなく、ハローワークでも整骨院の求人を探してみようかな」と考えていませんか。ハローワークは、地元の整骨院の求人を無料で探せる身近な窓口です。
ハローワークとは、国が運営する公共の職業紹介機関で、求人の検索や紹介、仕事の相談を無料で受けられる窓口のことです。失業保険の手続きと同じ場所で転職活動を進められるのも特徴です。
この記事では、柔道整復師がハローワークで整骨院の求人を探す手順と、求人票を見るときに気をつけたいポイントを解説します。
「ハローワークと求人サイト、どちらで探せばいいか迷う」という方は、治療家コネクトのLINE無料相談で話を聞くこともできます。
ハローワークで整骨院の求人は見つかる?メリットと弱み
ハローワークでも整骨院の求人は見つかります。地元の小さな院の求人が多く、無料で窓口に相談できるのがメリットですが、職場の雰囲気など求人票に書かれない情報は自分で確かめる必要があります。
厚生労働省の衛生行政報告例(2024年末)によると、就業している柔道整復師は78,666人、柔道整復の施術所は50,924か所です。単純に割ると1か所あたり2人に満たず、少人数で運営している院が多いことがわかります。こうした小さな院ほど、求人サイトではなくハローワークだけに求人を出していることがあります。
ハローワークを使うメリット
ハローワークは、仕事を探す人も求人を出す事業所も無料で使えます。柔道整復師にとっては、次のようなメリットがあります。
- 自宅の近くなど、地元の整骨院の求人を探しやすい
- 窓口の担当者に、求人について質問や確認を頼める
- 失業保険の手続きと、転職活動を同じ場所で進められる
- 在職中でも、インターネットで求人を検索できる
地元で長く働きたい人や、通勤時間を短くしたい人には、使いやすい探し方です。
ハローワークの弱みと注意点
ハローワークの求人票は書式が決まっているため、院の雰囲気や教育の内容、患者さんの層といった情報が少なくなりがちです。求人を出すのに費用がかからない分、内容の充実度は院によってばらつきがあります。
求人票の文字だけを見て応募すると、入職後に「思っていた職場と違った」と感じることがあります。気になる求人を見つけたら、見学や面接で実際の様子を確かめることが欠かせません。
また、ハローワークでは院の評判や口コミまでは教えてもらえません。知り合いの柔道整復師に話を聞くなど、別の情報源も合わせて使うと判断の精度が上がります。
ハローワークで整骨院の求人を探す手順
ハローワークでの転職活動は、求職登録、求人検索、窓口相談、紹介状の発行、面接という流れで進みます。インターネットで下調べしてから窓口に行くと、相談の時間を有効に使えます。
- ハローワークで求職の申し込みをする(インターネットからの仮登録もできる)
- ハローワークインターネットサービスで「柔道整復師」などの言葉で求人を検索する
- 気になる求人の番号を控え、窓口で詳しい条件を相談する
- 応募が決まったら、窓口で紹介状を発行してもらう
- 紹介状と履歴書を持って、整骨院の面接を受ける
休みの日に窓口へ行き、求人票を印刷してもらって帰りの電車で読み比べる、というのはよくある進め方です。
求人検索のコツ
ハローワークインターネットサービスでは、職種や地域、雇用形態などで求人を絞り込めます。整骨院の求人は、次のような工夫で見つけやすくなります。
- 「柔道整復師」だけでなく「接骨院」「整骨院」の言葉でも検索する
- 就業場所を、通勤できる市区町村まで細かく指定する
- 年間休日や週休の条件で絞り込む
- パートで探す場合は、就業時間の条件も設定する
同じ院が、正社員とパートの求人を別々に出していることもあるので、両方を見ておくと比べやすくなります。
窓口相談で聞けること
窓口では、求人票に書かれていない点を相談できます。担当者を通じて、事業所に条件を確認してもらえることもあります。
- その求人に、どのくらい応募があるか
- 求人票の給与や休日の書き方の意味
- 見学ができるかどうか
- 面接の日程の調整
聞きにくいことも窓口を通せば確認しやすくなるのが、ハローワークならではの使い方です。
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整骨院の求人票で確認したいポイントと注意点
整骨院の求人票では、給与の内訳、労働時間と休日、社会保険、試用期間の条件を必ず確認しましょう。2024年4月からは、業務や就業場所の「変更の範囲」も求人票に書くことが求められています。
求人票は、入職後の労働条件を考えるうえでの土台になる書類です。気になる点をそのままにせず、応募の前に窓口か面接で確かめておくと、入職後のトラブルを防げます。
2024年4月から求人票に増えた項目
2024年4月の職業安定法施行規則の改正により、求人を出すときに明示する項目が増えました。主な追加項目は次のとおりです。
- 従事する業務の「変更の範囲」(例:受付や他の院の応援をすることがあるか)
- 就業場所の「変更の範囲」(例:グループ内の別の院へ異動することがあるか)
- 契約期間に定めがある場合の、更新の上限
グループ院の求人では、就業場所の変更の範囲に「当社の全店舗」と書かれていることがあります。転勤や異動の可能性があるかどうか、事前に確認しておきましょう。
変更の範囲が広く書かれていても、すぐに異動があるとは限りません。実際にどのくらいの頻度で異動があるのかを、面接で聞いておくと安心です。
固定残業代・試用期間・社会保険の欄を見る
給与の欄に固定残業代が含まれている場合は、その金額と時間数、超えた分を追加で支払うことが求人票に書かれている必要があります。基本給だけを見て判断しないことが大切です。
| 求人票の欄 | 確認したいこと |
|---|---|
| 賃金 | 基本給・手当・固定残業代の内訳 |
| 就業時間 | 開院前の準備や閉院後の片付けの扱い |
| 休日 | 年間休日の日数と、週休の形 |
| 加入保険 | 雇用・労災・健康・厚生年金のどれに入るか |
| 試用期間 | 期間の長さと、その間の給与 |
求人票の言葉の読み方は求人票の言葉を鵜呑みにしないための記事、避けたい求人の特徴はこんな求人は絶対にやめとけと解説した記事も参考にしてください。
応募の前に整骨院を見学しておくと、求人票との違いに気づきやすくなります。見学のポイントは整骨院の見学で失敗しないための記事にまとめています。
よくある質問(FAQ)
ハローワークの整骨院の求人は、ブラックが多いって本当ですか?
ハローワークの求人だからブラックが多い、というわけではありません。ただし求人票の情報が少ないため、働き方の実態が見えにくいことはあります。気になる求人は窓口で条件を確認し、見学や面接で職場の様子を自分の目で確かめましょう。
在職中でも、ハローワークで求人を探せますか?
在職中でもハローワークで求人を探せます。ハローワークインターネットサービスなら、仕事が終わったあとや休日に自宅から検索できます。応募するときは窓口で紹介状を発行してもらう流れが一般的なので、休みの日に相談に行きましょう。
ハローワークと転職エージェントは併用できますか?
ハローワークと転職エージェントは併用できます。それぞれ扱っている求人が違うため、両方を使うと選択肢が広がります。ただし、同じ整骨院に別々のルートから二重に応募しないよう、応募先と日程は自分で管理しておきましょう。
紹介状なしで、ハローワークの求人に直接応募してもいいですか?
ハローワークの求人は、窓口で紹介状を発行してもらってから応募するのが一般的です。応募の方法は求人票に書かれているので、その指示に従いましょう。失業保険を受けている人は、紹介を受けたかどうかが再就職手当の条件に関わることもあります。
求人票と実際の条件が違ったら、どうすればいいですか?
まずは整骨院に、求人票と条件が違う理由を確認しましょう。そのうえで、求人を出したハローワークに申し出ることができます。2022年10月からは職業安定法の改正により、求人情報を正確に、最新の内容で表示することが求人を出す側に義務づけられています。
まとめ
ハローワークは、地元の整骨院の求人を無料で探せて、窓口で条件の確認も頼める便利な窓口です。求職登録から紹介状の発行まで、手順を押さえておけば在職中でも転職活動を進められます。
一方で、求人票だけでは職場の雰囲気まではわかりません。給与の内訳や変更の範囲、社会保険の欄を確かめたうえで、見学や面接で実際の様子を見てから応募を決めましょう。
ハローワークと求人サイト、エージェントを上手に組み合わせれば、自分に合う整骨院に出会える可能性が広がります。求人の見比べ方で迷ったときは、お気軽にご相談ください。
治療家コネクトでは、退職や転職のご相談を無料で承っています。「まだ決めていない」「話を聞いてほしいだけ」という段階でも、まずは相談だけでも大丈夫です。



