整骨院の休日出勤や急なシフト変更は断れる?柔道整復師が知りたい休日と割増賃金のルール

休みの日にソファで院長からの連絡を見てため息をつく女性柔道整復師と「休日出勤、断れる?」の見出し
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「明日の休み、患者さんが多いから出てくれる?」「来週から勤務の曜日を変えるから」。整骨院で働いていて、休日出勤や急なシフト変更が当たり前になっていませんか。

治療家コネクトは、柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師などの治療家に特化した人材紹介サービスです。「休みの日に呼び出されても、休日出勤の手当がつかない」「前日の夜にシフトを変えられて、予定が立てられない」

この記事では、整骨院の休日出勤や急なシフト変更について知っておきたい法定休日のルール、休日に働いたときの割増賃金と36協定、シフト変更やシフトカットの考え方、断り方と相談先を、厚生労働省の情報をもとに解説します。

「休みの日も呼び出されてつらい」という方は、治療家コネクトのLINE無料相談で話を聞くこともできます。

目次

整骨院でも休日のルールは決められている

院は、働く人に少なくとも毎週1回の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。これを法定休日といいます。厚生労働省の「確かめよう労働条件」でも、休日や時間外労働のルールが説明されています。

法定休日と所定休日の違い

法律で決められた最低限の休日が「法定休日」、院が就業規則などで決めている休日が「所定休日」です。たとえば週休2日の院では、2日のうち1日が法定休日、もう1日が所定休日という扱いになることが多くあります。どちらに出勤したかで、割増賃金の扱いが変わります。

休日に働かせるには36協定が必要

法定休日に働かせたり、法定労働時間を超えて働かせたりするには、院と働く人の代表とのあいだで36(サブロク)協定を結び、労働基準監督署に届け出る必要があります。36協定がないまま休日出勤をさせることは、原則として認められていません。

整骨院で休日出勤が多くなる理由

整骨院は少ない人数で運営している院が多く、スタッフが一人休むだけでシフトが回らなくなることがあります。土日や祝日も開けている院では、「人が足りないから」と休日出勤を頼まれやすくなります。休日出勤が当たり前になっている院は、人手不足を働く人の我慢で補っている可能性があります。

転職相談で聞く休日の悩み

転職相談では、「休みの日にLINEで呼び出されるのが当たり前」「分院の応援に休日も行かされる」「勉強会やイベントが休日に入っていて、実質休みがない」という声を聞くことがあります。院長の指示で参加する勉強会やイベントは、休日であっても労働時間にあたる場合があります。休みの日にどれだけ仕事に関わっているかを、一度書き出してみると状況がはっきりします。

休日出勤の割増賃金はいくら?

休日に働いた分は、通常の給料とは別に割増賃金が支払われなければなりません。「休日出勤だけど手当はなし」という扱いは問題です。

法定休日の労働は35%以上の割増

法定休日に働いた場合は、通常の賃金の35%以上の割増賃金が必要です。時給換算で1,500円の人なら、1時間あたり2,025円以上が支払われる計算になります。

所定休日の労働は時間外労働として扱われることがある

所定休日に働いた結果、1週間の労働時間が40時間を超えた場合は、その超えた分に25%以上の時間外の割増賃金が必要です。月60時間を超える時間外労働には、50%以上の割増賃金が必要になります。中小企業の猶予は2023年4月1日に終わっているので、小さな整骨院でも同じです。

振替休日と代休の違い

休日に出勤する前に、別の日を休日として決めておくのが「振替休日」、休日に出勤したあとで別の日に休むのが「代休」です。代休の場合は、休日に働いた事実は残るため、法定休日に働いたのであれば35%以上の割増賃金が必要です。「代休をあげたから手当はなし」という説明には注意しましょう。

給与明細で休日出勤の手当を確かめる

休日出勤をした月は、給与明細に休日労働や時間外労働の手当がついているかを確認しましょう。手当の欄がない、金額が少なすぎるといった場合は、出勤した日と時間の記録をもとに、院に計算方法を聞いてみてください。みなし残業代(固定残業代)がある院でも、決められた時間を超えた分や、休日労働の分は別に支払われる必要があります。

手当の計算に迷うときは、出勤した日ごとに「何時から何時まで働いたか」「その日は法定休日か所定休日か」をメモしておくと、あとから確認しやすくなります。

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急なシフト変更と休日出勤への向き合い方

シフト制で働く場合でも、院が好きなときに好きなようにシフトを変えてよいわけではありません。

シフトの決め方を契約書で確認する

雇用契約書や就業規則に、勤務の曜日や時間、シフトの決め方、変更するときの手続きが書かれているかを確認しましょう。いったん決まったシフトを院の都合で一方的に変えることは、契約の内容によっては認められないことがあります。

シフトを減らされたら休業手当の対象になることも

決まっていたシフトを院の都合で減らされた場合は、休業手当(平均賃金の60%以上)の対象になることがあります。「患者さんが少ないから今日は帰って」と言われたときは、その日の扱いを確認しておきましょう。

休日出勤は理由を添えて断ってよい

36協定や就業規則で休日出勤が決められている場合でも、体調や家庭の事情などで出られないときは、理由を伝えて相談してかまいません。「その日は家族の予定があり出勤が難しいです」と、早めに伝えるのがおすすめです。

記録を残して相談する

休日出勤の日付と時間、シフト変更を伝えられた日時と内容をメモしておきましょう。割増賃金が払われていない、急なシフト変更が続くといった場合は、労働基準監督署や労働局の総合労働相談コーナーに相談できます。

休みが取れる院を見分けるには

転職を考えるときは、年間休日の日数だけでなく、休日出勤の頻度や、シフトがいつまでに決まるのか、急な欠勤が出たときにどう対応しているのかを面接で聞いておきましょう。スタッフの人数に余裕がある院ほど、休日出勤は少なくなる傾向があります。年間休日の考え方は整骨院は休みが少ない?の記事にまとめています。

休みは、体を回復させて施術の質を保つためにも欠かせません。休日出勤が続いて疲れがたまっていると感じたら、早めに院と話し合いましょう。

よくある質問

整骨院の休日出勤は断れますか?

36協定や就業規則で休日出勤が決められている場合は、院から命じられることがあります。ただし、体調や家庭の事情があるときは、理由を伝えて相談してかまいません。

休日出勤の割増賃金は何%ですか?

法定休日に働いた場合は35%以上です。所定休日に働いて週40時間を超えた場合は、超えた分に25%以上の時間外の割増賃金が必要です。

代休をもらえば休日出勤の手当はなくなりますか?

代休をとっても、休日に働いた事実は変わりません。法定休日に働いた場合は、35%以上の割増賃金が必要です。

前日に急にシフトを変えられました。

シフトの決め方や変更の手続きは、雇用契約書や就業規則で確認しましょう。院の都合で一方的に変えることは、契約の内容によっては認められないことがあります。

シフトを減らされた分の給料はもらえますか?

院の都合でシフトを減らされた場合は、休業手当(平均賃金の60%以上)の対象になることがあります。

休日の勉強会は休日出勤になりますか?

院長の指示で参加が義務になっている勉強会やイベントは、休日であっても労働時間にあたる場合があります。参加が自由かどうかを確認しておきましょう。

シフトはいつまでに知らせてもらえるものですか?

法律で一律に決まっているわけではありませんが、雇用契約書や就業規則にシフトの決め方が書かれていることがあります。決まりがない場合は、いつまでに知らせてもらえるかを院に確認しておくと安心です。

休日出勤を断ったら評価が下がりますか?

正当な理由を伝えて断ったことだけで、不当に評価を下げることは望ましくありません。不利益な扱いが続くときは、記録を残して総合労働相談コーナーに相談しましょう。

まとめ

整骨院でも、毎週1回か4週間で4日以上の法定休日が必要です。法定休日に働けば35%以上の割増賃金が必要で、休日に働かせるには36協定が欠かせません。代休をもらっても割増賃金はなくなりません。急なシフト変更やシフトカットは、契約書や就業規則でシフトの決め方を確認し、記録を残して相談しましょう。

治療家コネクトでは、退職や転職のご相談を無料で承っています。休日出勤や急なシフト変更に悩んでいる方、休みがしっかり取れる院を探したい方も、お気軽にご連絡ください。まずは相談だけでも大丈夫です。

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